【タブレットの落下・盗難・紛失対策】学校と家庭のiPad運用管理③


ipad落下盗難紛失対策 5 | ICT教育

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iPadを学校に導入して先生方より聞かれる声の多くは、

「落として壊すことが怖いから、できれば使いたくない」

ではないでしょうか? 

特にタブレットやIT機器に不慣れな先生はこう思いがちです。

先生自身もそうであるように、児童生徒に触らせる場合もヒヤヒヤします。

実際に学校のタブレットパソコンの故障原因として「落下」が最も多いという話もあります。

文部科学省や教育委員会はタブレットパソコンを活用した「学校ICT教育」を推奨しますが、現場の先生は「理想と現実」の狭間でヤキモキするお気持ちは同感できます。

今回は、このような落下等による破損などの対策や盗難時に学校現場がどのような対応を取るべきかお伝えいたします。

iPadを落として壊してしまった場合

では、iPadを落下させて破損してしまった場合にどのような対応となるのかご紹介いたします。

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iPad本体には、最初から1年間のメーカーハードウェア保証が添付されます。

また「AppleCare+ for iPad」というメーカーが提供する「保守延長サービス」をオプション購入することにより、ハードウェア保証(機器保証)を2年間に延長することができ、「2回まで過失や事故による損傷を1回4,400円で修理すること」ができます。

すべてのiPadには、製品購入後1年間のハードウェア製品限定保障と90日間の無償テクニカルサポートがついています。
AppleCare+に加入すると、保証とサポートがiPadの購入日から延長されます。
さらに、過失や事故による損傷に対する修理などのサービスを、1回につき4,400円(税込)のサービス料で利用回数の制限なく受けることができます。

引用元:AppleCare – iPad – Apple(日本)

落下による破損は基本的に保証されません。対象外のサービス対応となり、基本的には別途修理費用の請求となります。

保証対象外 修理サービス料金

iPad mini 3 ~ iPad mini(第5世代) :44,800 円 (税別)

iPad mini(第6世代) :54,800 円 (税別)

iPad (第5~9世代) :39,800 円 (税別)

iPad (第10世代) :51,800 円 (税別)

iPad Air(第3世代) :59,800 円 (税別)

iPad Air(第4~5世代) :64,800 円 (税別)

iPad Pro (9.7 インチ):59,800 円 (税別)

iPad Pro (12.9 インチ):102,900 円 (税別)

引用元:iPad の画面の損傷 – Apple サポート 公式サイト

また、決済の仕方も「費用の支払い関係はAppleと直接行い、現金かクレジットカード」で行う必要があります。

落下修理は特に時間がかかってしまう故障でもありますので、状況に応じて対策を行いましょう。

対策① メンテナンスリース契約

学校でiPadを導入する場合の購入手段として「物品購入」「リース契約」「レンタル契約」などがあるかと思いますが、「リース契約」を行った場合のメリットをご紹介致します。

リース契約とは

パソコンやタブレットなどの物品等を学校に代わってリース会社が購入し、教育委員会や学校に一定期間(60か月など)有料で貸し出す契約。賃貸借契約

一般的なリース会社であれば、リース契約に偶発的に起こる損害を補償するために動産総合保険を付保しています。

落下が原因である破損や落雷などの天災、盗難などによる紛失に対して、契約にかかる修理復旧費用を補償します。最近では、リース契約満了まで動産総合保証を満額保証する契約もあるようですのでリース会社やタブレットの導入業者に問い合わせてみましょう。

また、機械的な故障に対しては「導入業者」とのメンテナンス契約をリース契約時に行うことで単発的な修繕費用を必要としない契約を行うこともできますのでお問合せされてみて下さい。

対策② 保護ケースやフィルムによる対策

iPadの保護ケースやフィルムにはいろいろな種類があります。

幾度となく落下テストをクリアした「衝撃に強いタブレットケース」や「ハンマーで叩いても割れないフィルム」など、落下や衝撃に備えて破損の対策を行うことはとても重要です。

屋外や理科の実験などでの利用を想定して、防水防滴防塵対策やベルト付属など利用シーンに合わせたタブレットケースの検討もオススメです。

www.sanwa.co.jp

学校でiPadを始めとした「タブレットパソコン」を利用する際に重要なポイントとして、いかに「壊してしまわないか」という恐怖心を除いた「対策」を行うことで、タブレットの利用を促進することが大切です。

落としても壊れないケースや落としても修理費がいらない契約にすることでより現場の先生方と子供たちにより効果的なICT教育を提供することができます。

iPadをなくしてしまった場合

ご存知の通り、iPadはパソコンと違って持ち運びにとても便利です。

便利すぎて学校での利用ケースが多くなり、紛失してしまうこともリスクとして考えなければいけません。学校のタブレットパソコンでは、写真やアプリのデータなど情報漏洩(ろうえい)につながることもありますので注意しなければなりません。

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もし誤ってなくしてしまった場合、すぐに無料の「iPhoneを探す」アプリで「iPadの現在ある場所の確認」とすぐに探しにいけない場合は「遠隔からデータを消去」しましょう。

注意点として、iPad本体がインターネットにつながっていないと利用することができません。学校向けとして、インターネットにつながっていなくても対応できる有料のサービスもありますので、場合によっては検討しましょう。

最後に

学校やご家庭でiPadの利用として、こちらの記事もオススメです。

ここまでお読み頂きまして誠にありがとうございます。

本記事が、少しでもお役に立てれば幸いです。