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【小中高校】算数・数学の指導における効果的なICTの活用【GIGAスクール/ICT支援員】

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算数と数学の指導における ICT の活用についてご紹介します。

① 算数・数学におけるICT活用の必要性

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算数・数学科では、その内容を確実に理解し数学的に考える力を育成すること、そして算数・数学を活用して様々な事象の問題を解決できるようにすることを目指しています。

そのため、 ICT の効果的な活用が重要だと考えますが、その際次のことが必要だと考えています。すなわち小学校では、教師の指導のもとで ICT を活用する場面を適切に選択すること、中学校・高等学校では、内容がより抽象的になりますので、 ICTをより積極的かつ適切に活用して内容の理解を深めることです。

続いて、学校種ごとに具体的に ICT の活用例をご紹介します。

 

② 小学校算数科におけるICT活用例

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・小学校算数科における ICT 活用例1(表やグラフの作成)

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新しい学習指導要領では、統計に関する教育を充実させています。その際、 ICT を使うと効果的に学習を進めることができます。

例えば、表計算ソフトを使うことで、表やグラフを簡単に作ることができます。その際、同じデータでも違う見え方をするグラフに簡単に変えることができます。

ここに示したように、同じデータでも棒グラフの表し方を変えることで、それぞれの違いがわかりやすくなったり、伸びが分かりやすくなったり、合計の違いが分かりやすくなったりしています。

相手に伝えたい目的に応じて、適切なグラフに表すことが大切であることを学習することができます。

 

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第5学年ではを、棒グラフに加えて、帯グラフに表すこともできるようになりますので自分の主張を適切に表すグラフを選択する幅が広がります。

 

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また、一度グラフに表して分析した後、新たな疑問が湧き、そのことを調べるためにグラフを変えることも大切です。

漁業にたずさわる人の内訳はどのように変化したのかを調べるために、最初に真ん中のグラフのように表して、1983年は40歳から59歳の男性が一番多かったのですが、2003年は60歳以上の男性が一番多くなっていると分析したとしましょう。

その時、全体の数はどのように変わったのか、グループ別の割合はどのように変化したのか、と新たな疑問がわくことが考えられます。

その場合は、下のようにグラフに表し直して考察することになりますが、このように書き換えることは、表計算ソフトなら簡単にできます。

 

・小学校算数科における ICT 活用例2(図形指導の充実)

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また、新しい学習指導要領では、プログラミング教育を小学校段階で体験することとしました。

算数科では、第5学年で、正多角形をプログラムを使って書くことを例に示しています。

ここでのポイントは、正多角形をプログラムを使って描くことが目的なのではなく、描くためにどのようにプログラムを改善していけばよいかを考えることができることが授業のねらいとなることです。

そのためには、子供が実際に考える場面を設定することが大切です。

ここでは、正方形を描くプログラムを例に示して、正三角形や正六角形を描くことを考えることを設定しています。

子供は、正三角形や正六角形を描くプログラムを作ったとしてもうまくいかないことに気づき、どのようにプログラムを改善したら良いのか、またそのように改善すると上手く書くことができるのかを考えることになります。

 

では実際にプログラミング教育ソフトで正方形を書いてみましょう。

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scratch.mit.edu

この画面の真ん中がプログラムを書く領域です。

そのプログラムに沿って、右側の猫が図形を描きます。

 

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正方形を書くためには、前に進み曲がるという指令が必要です。

そこで「100歩進む」と「90°回す」というコマンドを移動させます。

 

このままでは猫が移動するだけですので、「ペンを下す」というコマンドも用意します。メニュー左下の「拡張機能を選ぶ」よりペンを選択してください。

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また、後々図形を書き直すことも必要となりますので、全部消すというコマンドも移動しておきます。

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それでは実際に動かしてみましょう。

元の位置に戻すために「X 座標を0、y座標を0にする」と「90度に向ける」のコマンドをクリックします。

コマンドをクリックすることで猫が動きます。

「100歩進む」と「90°回す」を繰り返しクリックすると正方形を書くことができました。

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正方形を描くのに、何度もクリックするのは面倒です。

コマンドは繋げると連続して指令を出すことができます。

例えば「100歩進む」と「90°を回す」とつなげることで、先ほどよりも簡単に正方形を書くことができました。

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さらに簡単に書くことを考えます。「繰り返す」というコマンドを使います。

「100歩進む」と「90度回す」を「4回繰り返す」で挟むと、このようにワンクリックで正方形を書くことができます。

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ここからが問題です。この正方形を描くプログラムを修正して、正三角形や正六角形を書くにはどうしたらいいでしょうか。

この先は示しませ。プログラムを考えて猫に書かせてみて下さい。うまくいかないことがあるかもしれません。その場合は「 X 座標を0、y座標を0にする」と「90°に向ける」をクリックすること元の位置に戻すことができます。

これらのコマンドがあれば、何回でも試行錯誤することができます。

人に聞かず自分で考えることで、プログラミング的思考を育むことができます。子供達にも是非考えさせてください。

 

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また ICT を使うと、図形を動的に変化させることが出来ます。そのことを通して、図形についての感覚を豊かにすることができます。

 

では動的な図形作成ソフトを用いて円の中に三角形を書いてみましょう。

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まず円を描きます。円周上に2点を取ります。

最後にこれらの三つの点を結ぶことで三角形を書くことができました。

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実際に点をドラッグして動かすと三角形も変化することがわかります。

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自動的に動かすこともできます。この図形を見ることで、二等辺三角形が連続的に変化する中で、正三角形になることに気づくと思います。

 

次は同心円周上の点を結んで四角形を書く場合です。

この四角形は、平行四辺形になりますが、平行四辺形が他の四角形に変わる様子を示すことができます。まずは同心円を書きます。次に中心を通る直線を引きます。

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次に交点を取ります。

これらの四つの点を結ぶことで平行四辺形がかけます。

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はみ出した線は見にくくなるので修正します。

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ここで頂点を選んで動かすと、平行四辺形が変化します。

ただし、青い点しか動かすことができないことに注意が必要です。

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先ほどと同じようにアニメーションで自動的に動かすこともできます。

ここで二つの円を重ねたらどうでしょう。 平行四辺形が長方形になりました。

このようなことも動的な図形作成ソフトを用いると簡単にできるのです。

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ここからは、算数科の内容に合わせてというより算数科の問題解決の授業の流れに沿ってご紹介いたします。

・小学校算数科における ICT 活用例3(問題提示)

 

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問題提示の際、問題を拡大してみせることで、教科書にある余計な情報を与えずに集中させることができます。

 

 

・小学校算数科における ICT 活用例4(自力解決時)

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また、自力解決の際、ワークシートを作成しなくても、学習者用デジタル教科書に直接書き込むことができるという良さもあります。

 

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その時、ワークシートを配布する場合でも同時に何枚も配布できるので、子供が多様な考えを形成するのに役立ちます。

 

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また、ワークシートに簡単に書いたり消したりすることができることも良い点です。

 

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タブレットを見せ合うことで、考えを共有することもできます。

 

・小学校算数科における ICT 活用例5(学び合い時、まとめ・振り返り)

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さらに、大型画面に、クラスの考えを一度に見せることができるので、どの考えが多いのかを把握することができます。

また子供達に意思表示させれば傾向をつかむこともできます。

子供達の解決の様子だけでなく、まとめや振り返りなども共有できます。

 

・小学校算数科における ICT 活用例6(学習内容の蓄積)

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学習した内容をタブレットに蓄積できることも良い点です。

 

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子供達がつまずきやすいところの指導法を、いつでも見られるようにしておくことも可能です。

 

・小学校算数科における ICT 活用例7(個人の状況把握)

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教師としても、子供の解決の様子をその場で確認できるので、その後の授業展開を考えることが可能になる点も良いところです。

 

③ 中学校数学科におけるICT活用例

・中学校数学科における ICT 活用例1(中3B:図形の相似)

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中学校第3学年の図形の相似の学習においては、次のような活用が考えられます。

例えば、四角形 ABCD の4点の中点を結んでできる四角形 EFGH について、どんなことが成り立つでしょうか?

ここでは、与えられた条件をもとに、各自で作図をし、周りの友達の書いた図と見比べることから予想することが大切です。

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さらに、教室にパソコンを持ち込み図形を動的に提示することができれば、「どんな場合でも四角形 EFGH は平行四辺形になりそうだ!」という予想が確からしいことを実感することができます。

この予想をもとに、「いつでも平行四辺形になる」と言う事柄を一般的に示すことが「証明をする」ということにつながっていきます。

 

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また、元の四角形ABCD が正方形・長方形・ひし形のとき、4辺の中点を結んでできる四角形 EFGH は、それぞれどんな四角形になるだろうか?といういくつかの特殊な場合に注目して、さらに探求を続けることもできます。

 

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ここでもし、一人一台のタブレットがあれば、「元の四角形 ABCD が正方形ではないのに、その4辺の中点を結んでできる四角形 EFGH が正方形になる場合はあるのでしょうか?」や「ABCD が長方形の時、EFGH がひし形になると書いてあるけど、本当に信用していいのかな?」という課題にも各自で調べ、取り組むことができそうです。

「元の四角形 ABCD が正方形ではないのに、その4点の中点を結んでできる四角形EFGHが正方形になる場合はあるのでしょうか?」という問いには、図を動かしてみて初めて分かるような様々な場合があり、きっと生徒たちも驚くことでしょう。

ICT を使うことで、試行を容易に繰り返すことができ、一人一人が自分で考え、試行錯誤することができます。これによって主体的な探究活動を実現することができるのではないでしょうか。

 

・中学校数学科における ICT 活用例2(中1D:ヒストグラム)

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例えば、クラスにおいて、テスト週間の学習状況についてアンケート調査をするとしましょう。

そこで、「自分の考査前一週間の家庭学習時間は他の人と比べて長い方だろうか?」という疑問について、どのように調べると良いでしょうか。

アンケート結果の集計や、ヒストグラムの作成については、 ICT を利用することで、早く簡単に整理することができそうです。

また、入力結果を基に、分析して、クラスの学習の状況を把握し特徴を見出すこともできるでしょう。

 

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分布の特徴の捉え方は人それぞれ考えに違いがあると思いますが、このようにより多くの友達の考えに触れることで、自分の考えを広げ、深めることができるのではないでしょうか 。

ICT を使うことで、友達の意見を自分のタブレットで確認したり、プロジェクターに映してみんなで意見交流することが時間をかけずに容易にできます。

 

・中学校数学科における ICT 活用例3(中3C:2乗に比例する関数)

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最後に、中学校第3学年の2乗に比例する関数の学習においては、次のような活用が考えられます。

例えば、学級で運動会のリレーについて理想的なバトンパスについて考えることとしましょう。

そこで、走ってくる側のひさしさんと、走りだす側のはじめさんの時間と距離の関係を調べ、それぞれ理想化・単純化して考えることにします。

それぞれのグラフをもとに、ひさしさんが何m まで近づいたときに、はじめさんは走り始めれば良いのかを、コーチとしてアドバイスするという状況で考えていきます。

 

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走り始めた人のグラフを見ながら、走ってくる人のグラフを色々に動かしてみると、この二人のバトンパスの場合は、ちょうど8 m 手前で走り出せば良いようです。

一人一人がデータを見て自分で考え、 ICT によってグラフを操作しながら推測することで主体的な探究活動が実現できるのではないでしょうか。

 

④ 高等学校数学科におけるICT活用例

高等学校新学習指導要領では、表にありますように全部で7つのコンピューターなどの活用にかかわる記述があります。

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例えば数学Ⅰの「二次関数」では「二次関数の式とグラフの関係について、コンピューターなどの情報機器を用いてグラフを書くなどして多面的に考察する」と記述されています。 「二次関数」のグラフをコンピュータを活用して指導する一例を紹介しましょう。

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まず、2次関数のグラフをなぜ学習するか、を生徒が感じとることができるよう「最大値」を求める問題を提示します。

このスライドに示した問題は、教科書などでお馴染みの問題だと思います。

 

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まず、与えられた条件から折り曲げる長さ X の範囲を求め、断面積 Y を X の式で表します。

Y は X の二次関数になりますので、この二次関数のグラフを書いて、 X の範囲に注意してグラフから Y の値が最大になる X の値と Y の値は読めば問題は解決します。

 

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前のスライドの問題のように、問題を解決するとき二次関数の式からグラフを書くことが必要になることがあります。二次関数の一般型は Y = ax²+ bx + c と表されますが、考えやすい二次関数の式を使ってグラフの書き方を考えてみましょう。

y = 2x²-4x+4のグラフをコンピューターで書くとこのようになります。

多くの生徒が、中学校のときに学習したy=ax²グラフのようだと感じると思います。

 

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二次関数の式とグラフとの関係を考えるために y = 2x²-4x +4のグラフと、その定数項を0とおいた y = 2x²-4xのグラフを、同じ座標平面上にコンピューターで書いてみます。

同じ X の値のy座標をよむと、y = 2x²-4x のグラフは y = 2x²-4x +4のグラフを Y 軸方向に-4平行移動していることがわかります。

 

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y = 2x²-4x+tのグラフをと置いて t の値を変化させてみましょう。

グラフが y 軸方向に平行移動することが確認できます。

 

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中学校で学習した y = 2x²との関係を考えるために、グラフを平行移動して x 軸に接する場合を考えてみましょう。

グラフが x 軸に接する時のグラフの式は、y = 2x²-4x のグラフを y 軸方向に+2平行移動して、y = 2x²-4x+2であることが分かります。

 

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y = 2x²-4x+2のグラフとy = 2x²のグラフを同じ座標平面上に書いてみます。

二つのグラフから y = 2x²-4x+2のグラフはy = 2x²のグラフを x 軸方向に+1平行移動していることがわかります。

 

なぜ、 x 軸方向に+1平行移動しているのかを考えるために、y = 2x²-4x+2をy = 2(x-1)²と変形し簡単な表をかいて考えてみましょう。そうすると、 x 軸方向に+1平行移動している理由がわかります。

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y = 2(x-t)²とおいて t の値を変化させ、グラフが X 軸方向に平行移動することを確認しましょう。

 

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ここまでの考察から、y = 2x²-4x+4のグラフは、y = 2x²のグラフを X 軸方向に+1、 Y 軸方向に+2に平行移動していることがわかります。

 

これまでのことを式で整理してグラフの書き方を示したものです。

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家庭で学習しているときにもコンピューター等を適切に活用して、学習を進めることもできます。 このスライドの問題を考えてみましょう。

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コンピューターで、 A の値を変化させてその様子を見てみましょう。

ゆっくり移動するほうが分かりやすければ手動にすると良いでしょう

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略解です。与えられた関数の式を標準形に変形し、軸の方程式と頂点の座標を求めそれらを用いて問題を解決することになります。

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【小中高校】理科の指導における効果的なICTの活用【GIGAスクール/ICT支援員】

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理科の指導における ICT の活用についてご紹介します。

① 理科の指導において ICT を活用する際のポイント

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一つ目のポイントは ICT を活用する際に求められる観点です。

理科の学習においては、自然の事物・現象に直接触れ、観察・実験を行い課題の把握、情報の収集、処理、一般化などを通して問題を解決する力及び科学的に探究する力や態度を育て、理科で育成を目指す資質・能力を養うことが大切です。

とりわけ、観察・実験などの指導にあたっては直接体験が基本ですが、指導内容に応じて、適宜コンピュータや情報通信ネットワークなどを適切に活用することによって、児童生徒の学習の場を広げたり、学習の質を高めたりすることができます。

その際の留意点として、 ICT を「観察・実験の代替」としてではなく、理科の学習の一層の充実を図るための有効な道具として位置付け、活用する画面を適切に選択し、教師の丁寧な指導のもとで効果的に活用することが重要です。

 

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二つ目のポイントは、「理科の特質に応じた ICT 活用」です。

例えば、次のような活用が考えられます。

観察・実験のデータ処理やグラフ作成を行うことによって、規則性や類似性を見出すことができます。

ビデオカメラとコンピューターを組み合わせることによって、観察・実験の結果の分析や総合的な考察をすることができます。

センサを用いた計測を行うことによって、通常では計測しにくい量や変化を数値化・視覚化してとらえることができます。観測しにくい現象をシミュレーションすることができます。

観察・実験の過程で、情報を検索することができます。

学習を深めていく過程で、児童生徒が相互に情報を交換したり、説明したりする際の手段として活用することができます。

このように、理科の特質に応じた様々な活用が考えられます。

 

② 資質・能力を育むために理科で重視する「探究の過程」

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今回の学習指導要領の改訂では、児童生徒が「どのように学ぶか」という視点から、【資質・能力を育むために理科で重視「探究の過程」】を明確に示しました。

ここで示した「探究の過程」は、高等学校基礎科目の例ですが、小学校及び中学校においても、基本的には同様の流れで捉えることができます。

理科は、今までの学習指導要領においても、科学的に探究する力と態度の伸長を図ることを目指していましたが、今回の改訂では、より一層充実を図ることとしました。

上記の図は、平成28年12月の中央教育審議会答申で示されたものであり、中学校理科と高等学校理科の学習指導要領解説の中にも掲載されています。

この図の黄色の部分が理科の学習過程の例を示していますが、課題の把握(発見)、課題の探求(追求)、課題の解決という探究の過程を通じた学習活動を行い、それぞれの家庭において、資質・能力が育成されるよう指導の改善を図っていくとが必要です。

 

③ 理科で重視する「探求の過程(中学校・高校)」と「問題解決の過程(小学校)」

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これは、理科で重視する中学校・高校における「探究の過程」と小学校における「問題解決の過程」を比較したものです。

従前から、中学校・高校の学習過程を「探究の過程」と呼び、小学校の学習過程を「問題解決の過程」と呼んでいましたが、どちらの過程も基本的には同じ流れであることが分かると思います。

ではここからは、理科の学習過程を踏まえながら、具体的にどのような場面で ICT の効果的な活用が考えられるか、いくつかの事例を見ていきましょう。

 

小学校理科における ICT 活用について大きく五つに分けて説明します。

・小学校理科における ICT 活用1(情報を集める)

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児童が問題解決を行う際、観察・実験などの結果を基に考察します。

しかし、学習内容によっては、観察・実験などを行うことが難しい場合や、観察・実験などを行っても、考察する際の根拠となる事実を得ることができない場合があります。

そのような時、学習者用端末でウェブサイトにアクセスし、必要な情報を収集し、それを基に問題解決を行うことが考えられます。

例えば、第5学年「天気の変化」では、気象庁などの Web サイトから、雲の動きなどの情報を収集し、その情報を基に、日本付近の天気の変化のきまりについて捉えるといった学習が考えられます。

 

・小学校理科における ICT 活用2(事実を捉える)

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観察・実験などを行っている最中に、状況が刻一刻と変化していく場合があります。

例えば、第5学年「流れる水の働きと土地の変化」では、 人工の流れを作ったモデル実験を行うことが多いと思います。

この実験では、流れる水が土を削ったり、運んだりする様子が至る所で見られ、土地の様子の変化を適切に記録することが難しいものです。

そこで、 ICT を活用し、動画等を撮影・録画することで、後で再生しながら、実験の結果を確認することができます。

結果を明確にすることは、問題を科学的に解決するために大切なことですから ICT の活用は重要な手立てとなります。

 

・小学校理科における ICT 活用3(学びを蓄える)

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理科では、内容の系統性を重視しています。

例えば、「電気」については第3学年「電気の通り道」から、第6学年「電気の利用」まで、 各学年に学習内容が位置づけられています。

そこで、学んだことをタブレット等に蓄積して、それまでの学びを振り返ることで学習への見通しを立てたり、電気についての理解を深めたりすることができます。

また、自分の学びを振り返ることで、自分自身の変容や成長を自覚することも出来るようになります。

 

・小学校理科における ICT 活用4(自然の事物・現象をつなげる)

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第3学年「風とゴムの力の働き」において、「理科の見方・考え方」の一つである、「量的・関係的な見方」を働かせ、学習内容を理解した「こいのぼり」が泳ぐ様子を見たとします。

児童は、「風の力が大きいほど、こいのぼりが元気に泳ぐ」のは、「風やゴムの力の働きの学習と同じ見方をしているんだ」と気付き、その写真などで撮影し、保存しておくのです。

このように、日常生活や自然の事物・現象を見つめ直し、情報を蓄積することで、その後の学習に生かされるばかりでなく、「見方・考え方」を理科の学習と社会をつなぐものとして意識できるようになっていくことも期待できます。

 

・小学校理科における ICT 活用5(情報の価値を高める)

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 第4学年「季節と生物」において、全国各地の児童が自分の地域の桜の様子やその時の気温などを共有することで、たくさんの情報をもとに、季節による植物の成長変化を捉えることができます。

児童一人一人の情報が共有されることで、それぞれの情報の価値が高まるとともに、視野を広げることができるのです。

情報を共有する範囲の規模に関係なく、情報通信ネットワークを活用して、瞬時のうちに情報を共有できれば、児童がより主体的に自然の事物・現象に関わることができるようになります。

 

中学校・高等学校の理科における ICT 活用について説明します。

・中学校・高等学校の理科における ICT 活用1(観察・実験の実施)

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各種センサとコンピュータを用いることで、通常では計測しにくい量や変化を数値化したり、精度の高い測定や多数のデータを取得したりすることができます。

また、生徒一人一人がこれらのデータを自分で取得して、分析・解釈することで、より主体的な探求になると考えられます。

例えば、高等学校の物理・運動量ではスーパースローモーション撮影と動画解析ソフトを用いて、質量の等しい小球の衝突運動を解析することができます。

左のグラフは、2球の中心の位置と時間の関係を表しています。

1/1000秒ごとにデータを取得することで、衝突の瞬間の様子を記録することができます。

右のグラフは、左のデータを表計算ソフトを用いて解析し、2球の速度と時間の関係を表しています。

中学校においても、例えば運動の規則性の単元での活用が考えられます。

次に、高等学校の化学中和滴定の実験における活用例です。

pH センサーからワイヤレスでパソコンにデータを送信し、パソコンでpHの値がリアルに変化していく様子を確認することで、様々な気づきを得ることができます。

なお、紹介したこれらの実験は、個人で実験を行った後、クラス全体でデータを共有し、実験結果を比較して考察することなども考えられます。

 

・中学校・高等学校の理科における ICT 活用2(観測しにくい現象)

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ここでのポイントは、「観測しにくい現象などはシュミレーションを利用することも有効であること」、「個人の観察記録をクラス全体で共有し、考察を深めることができること」です。

高等学校物理、波の伝わり方において、水派の観察を行った後、表計算ソフトを用いて正弦波の式を1次元・2次元・3次元に拡張してグラフ化する学習活動です。

図は、三次元の様子を示しています。

グラフ化した後、マクロを使って、波形を動的に表示することもできます。

中学校の生物分野では、例えば、顕微鏡観察を行う際に、それぞれの生徒が顕微鏡で観察したものを撮影します。

その後、写真を比較したりしてわかったことなどを、ノートパソコンやタブレットなどを用いて記録し、それらの個人の観察記録をクラス全体で共有することでより一層考察を深めることができます。

 

・中学校・高等学校の理科における ICT 活用3(事前事象に対する気付き)

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ここでのポイントは、「自分では簡単に得ることができないデータや、最新の情報、最先端の知見を得ることができること」と、「生徒一人一人が主体的に情報を収集することができること」です。

例えば、地学分野において、気象や天体に関する学習を行う際に、専門機関のホームページ等から日本の気象や天体に関する最新の情報・最先端の知見を得ることができます。

なお、情報通信ネットワークを介して得られた情報は、適切なものばかりでないことにも留意させることが必要です。

情報源や情報の信頼度について検討を加え、利用の際には引用部分を明確にするよう指導することが大切です。

 

・中学校・高等学校の理科における ICT 活用4(表現・伝達)

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ここでのポイントは、「観察・実験のレポートやプレゼン資料などを容易に作成することができること」と、「生徒一人一人が、観察や実験の結果に基づいて、自分の考えを主体的にまとめることができること」です。

この実験レポートのように、 ICT を活用すれば、写真やグラフを要因に挿入することができるなど、表現の幅が広がります。

 

④ 最後に

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最後に、小学校・中学校・高等学校の新学習指導要領における、「コンピューターや情報通信ネットワークなどの活用」に関する記載を示します。

 

2021/1/31

 

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小学校理科の大事なところが7時間でわかる本

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理科の授業を形づくるもの

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  • 発売日: 2020/05/01
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国語としてICTの活用【GIGAスクール/ICT支援員/小中高校】

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国語科における 一人一台による ICT の活用と効果について

これから国語科の指導における ICT の活用について大きく三つの項目に沿ってご紹介いたします。 

①新学習指導要領上の位置づけと、全校種に共通した ICT 活用のイメージ例

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 平成29年告示の小学校学習指導要領、第2章第1節国語の「第3指導計画の作成と内容の取扱い」の2では、「第2の内容の指導にあたっては、児童がコンピュータや情報通信ネットワークを積極的に活用する機会を設けるなどして指導の効果を高めるよう工夫すること」と示されています。

こうした規定は、小学校だけでなく中学校・高等学校でも同様となっております。

このように新学習指導要領では、小学校・中学校・高等学校を通じて、国語科における ICT の活用について明確に規定がなされています。

なお、ICT の活用はあくまで手段であり、活用にあたっては育成を目指す資質・能力との関連を明確にすることが重要であることにはご留意いただければと思います。

 

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先ほどの規定では、「第2の内容の指導にあたっては」という言葉がございました。

国語科の「内容」は、【知識及び技能】と【思考力、判断力、表現力等】から構成されており、後者は「A話すこと・聞くこと」「 B 書くこと」「C読むこと」の3領域から構成されています。

国語科の指導の改善・充実を図る観点から、これらの各領域において学習過程がこのスライドに示すように一層明確にされ、各指導事項が位置付けられています。

これらの学習過程は、必ずしも一方向、順序性のある流れではなく、常にこの流れに従って学習が行うべきということではありませんが、ICT の効果的な活用についてもこの学習過程を踏まえて活用の場面を考えることができるのではないでしょうか。

例えば ICT の活用場面として、「情報を収集して整理する場面」「自分の考えを深める場面」「考えたことを表現・共有する場面」などを挙げることが考えられます。

 

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先ほど挙げた各場面について、 ICT 活用イメージの例

  • 「情報を収集して整理する場面」では、インターネットを活用して学習課題に関連する情報を調べて、内容に応じて整理することなど
  • 「自分の考えを深める場面」では、自分で考えたことを画面上の付箋に書き出して、その付箋を目的や意図に応じて分類することなど
  • 「考えたこと表現・共有する場面」では、カメラ付き端末等を活用し、スピーチや話し合いの様子を録画・再生して自分の話し方を確認することなど
  • 「知識・技能の習得を図る場面」では、古文や漢文等の教材となる動画を視聴して、言葉の響きやリズムに親しむことなど
  • 「学習の見通しを持ったり、学習した内容を蓄積したりする場面」ではモデルとなるスピーチの動画を視聴し、学習の見通しを持つことなど

 

 

②ICTを活用した授業事例

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1人1台端末活用について中学校の事例

これは「関心のある事柄について投書を書く」という第3学年の書くことの単元です。

関心のある事柄から新聞に投書する題材を決め、各自文章作成ソフトで下書きを入力します。その下書きをグループで読み合い、コメント機能を用いて確認し合います。

その上で、投書にふさわしい表現について考え、読み手の立場に立って、目的や意図に応じた表現になっているかを確かめながら校閲機能を用いて推敲し、希望者は投書をデータで投稿するというものです。

 

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こちらは、コメント機能使用した活用のイメージになります。左は、「生徒P」 が書いた下書きです。赤枠のコメントは、書き手である「生徒P」のものです。

自分で下書きを読み直して気づいた点を書き留めたり、自分の下書きに対する友達のコメントを読んでさらに気づいた点について書いたりしています。 緑の枠が友達のコメントになります。

コメントを入力する際は、 気付いた点を入力する際は、文章全体をどのように整えたいかを「~がわからない。だから~したい。」などのように入力することを指導します。

・友達の文章にコメントする際は氏名をさせます。

コメントの意図を尋ねたりよりよい表現を互いに助言しあったりする際に有効です。また教師が、個々の生徒の学習状況を適切に把握する際にも役立ちます。

 

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こちらは下書きを検討した後、校閲機能を用いて文章を修正している様子のイメージです。コメントを踏まえて、削除したり内容を追加したりしている様子がわかります。

このような学習を進める際には、

【コメントを踏まえ、自分の文章を改めて読み直し。自分の考えがよりよく伝わる文章になるよう適切に修正すること】

【コメントの適否を吟味し、適切に反映させることを指導すること】が大切です。

また、教師も一緒にコメントに参加したり、フィードバックにコメント機能を活用したりすることも考えられます。

一人一台端末を活用することで、教師は個々の生徒の学習状況を時系列で確認することが容易になったり、生徒は長いスパンで学習を振り返ったり、具体的な見通しを持ったりすることができます。

 

その他の活用事例

小学校、高等学校の事例を用いて領域ごとにそれぞれ一つずつご紹介します。

小学校の事例

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第5学年及び第6学年の「 A 話すこと・聞くこと」の指導事項に、「ウ.資料を活用するなどして、自分の考えが伝わるように表現を工夫すること」があります。

このことを指導するにあたり、例えば「提案の練習をお互いに見たり聞いたりする活動」を通して提案するものの魅力が相手に伝わる表現の工夫を考える場面で ICT を活用すること」が考えられます。

写真は、自分たちで作ったおもちゃの魅力が伝わるように実物を使って提案する練習をしている様子です。

このように、

  • タブレット型端末等を使って班員同士で提案の練習の様子を撮影し合いその動画を実際に見ながら、実物の提示や実演の仕方の良さや課題等を伝え合うこと
  • 動画を使って各個人で振り返ったり、教師が全体指導の材料として活用したりすることが効果的な活用の例として考えられます。

 

第5学年及び第6学年の 「B 書くこと」の指導事項に、「エ.引用したり、図表やグラフなどを用いたりして、自分の考えが伝わるように書き表し方を工夫すること」があります。f:id:swpxd690:20210117233529p:plain

このことを指導するにあたり、例えば身近な題材から決めたテーマを基に、読み手が納得するように引用したり、データを加えたりしながら意見文を書く場面で ICT を活用することが考えられます。

写真は、インターネットを活用して関連する情報を集めている様子です。

このように、インターネットを活用するなどして集めた関連する情報を用いて意見文を書くことや、単元の途中で学級の中で工夫が見られる例を紹介しながら教師が全体指導することなどが効果的な活用の例として考えられます。

 

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第3学年及び第4学年の 「C 読むこと」の指導事項に、「ウ.目的を意識して、中心となる語や文を見つけて要約すること」があります。

このことを指導するにあたり、例えば「説明的な文章を読み、要約に必要な語や文を見つける場面」で ICT を活用することが考えられます。

写真は画面上で説明的な文章にマーカーを引いている様子です。

このように、タブレット型端末等を活用し全文を一覧できるようにした説明的な文章について内容の中心だと考えた語や文に画面上でマーカーを引き、文章全体の中で自分が選んだものの場所を確認する。

また、自分が選んだものと友達が選んだものの相違点や共通点を視覚的に捉えることや、それらの語や文を選んだ理由について友達と交流し、自分がマーカーを引いたものを再検討し必要に応じて画面上でマーカーを引きなおすことなどが効果的な活用の例として考えられます。

 

高等学校の事例

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「国語総合」では、「話すこと・聞くこと」の指導事項エとして、「話したり聞いたり話し合ったりした事の内容や表現の仕方について自己評価や相互評価を行い、自分の話し方や言葉遣いに役立てるとともに、物の見方、感じ方、考え方を豊かにすること」が示されています。

このことを指導するために、例えばグループの話合いや各自の発表の様子について自己評価や相互評価を行い改善点などを共有することが考えられます。

その際、まずタブレット型端末等を用いて活動の様子を録画し共有フォルダに保存し、その後、各自がその映像を確認し相互にコメントを付したり、クラウド上で意見交流したりしながらその結果を共有することが考えられます。

さらに、改善に向けてグループ全体でまとめて発表原稿をクラウド上で共有することも効果的であると考えられます。

 

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高等学校の「国語表現」では、指導事項ウとして、「主張や感動などが効果的に伝わるように、論理の構成や描写の仕方などを工夫して書くこと」が示されています。

この事を指導するために、例えば卒業記念品などの企画について、各自でその条件や観点を考え、論理の構成を工夫しながら提案書を作成することが考えられます。

その際、まずタブレット型端末等のシンキングツールを用いて各自が考えた意見をグループ共有機能によって交流し、あるいは家庭で各自が内容を検討し端末等や手書きで具体案をまとめた後、クラウドに提出し授業で画面共有しながら改善点などについて交流することも効果的であると考えられます。

 

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高等学校の「古典 B」では、指導事項ウとして「古典を読んで、人間・社会・自然などに対する思想や感情を的確にとらえ、ものの見方、感じ方、考え方を豊かにすること」が示されています。

このことを指導するために、例えば古典を読んで紀行文の中で登場人物が旅した経路など各自が関心を持った様々な情報を調べることにより作品の世界を具体的に想像させ、古典への興味・関心を喚起することが考えられます。

その際、文章を読んで関心を持ったテーマを自ら設定し、タブレット端末等を用いて様々な情報を収集し、文章中の出来事や人物の言動の意味や背景などを考察することが考えられます。

さらに最終的にまとめた意見文や振り返りを生徒が共有フォルダに提出し共有することも効果的であると考えられます

 

③コロナ過における臨時休業期間中のICT利活用

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小学校について事例を二つ紹介します。

いずれの事例もクラウド上に学級ごとの共有スペースがあり、これまで授業等で活用してきた学校のものです。

 

低学年の「春を感じた時の事を伝える文章を書く」学習の事例

児童は、教師が投稿した学習課題を提示する動画を視聴したり、学習課題に沿ってノートに書き出したものを写真に撮って提出したりすることなどを通して 国語の学習を進めていきます。

動画は、児童が視聴しながら教師と一緒に学習に取り組めるよう配慮しています。

提出された写真を確認した教師が、集まった言葉を紹介したり、必要に応じて個別に指導したりすることで、児童は文章を書くために適した材料を見つけて行きます。

低学年では、ICT を活用するといっても機器の複雑な操作や双方向でのやり取りは簡単ではないと考えられます。

この事例では、児童がクラウド上に投稿する場面を一度のみとしています。

 

高学年の「読むこと」学習の事例

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教師が提示した学習課題に沿って、児童が本文の描写に注目して登場人物の関係や心情の変化について考えたことを投稿します。

児童が投稿した内容を踏まえて、教師は個別にあるいは全体に対して指導していきます。また児童同士でも、他の児童の投稿をもとに意見を述べあったり互いに質問したりするなど交流を行います。

臨時休業中においても、ICT を活用して教師と児童、児童同士の双方向の交流を行うことで児童は登場人物の関係や心情などを描写をもとに捉えていきます。

 

中学校事例紹介

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一人一台の端末を所有しているA中学校

A中学校では、休業期間中の「基本的な学習の流れ」を国語科で決め この流れに沿って学習を構想しました。

具体的には、動画を配信し、開始から終了まで ICT を活用して学習指導進めています。

この流れに沿って行なった「読むこと」の単元、「書き換えを通して深く読もう~「故郷」を読んで人間や社会などについて考える~」をご確認ください。

送付された資料上に直接書き込んだり、文章作成ソフトを用いて書いた文章をグループ内で交流したりするといった学習を行っていること、学習の成果を ICT で提出していることがわかります。

なお、休業期間中に ICT を活用して学習指導を行う場合も吹き出し内に示した内容を意識して単元を構想することが大切です。

 

各家庭にある機器等も活用し、一人一台の端末を確保して対応した B 中学校

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B中学校では、 「Web 会議ツールと動画」「見逃し配信」などを活用し、目的に応じて ICT の機能を効果的に使い分けて学習を進めています。

左側に示した、書くことの単元「言葉で残そう、私の想い~表現の効果を考えながら短歌を作る~」をご覧ください。

WEB会議ツールを用いて、学習の狙いなどを説明し学習の見通しを持たせた後ワークシートつまり紙面上で学習を進める場面、オンラインで交流する場面を分けて学習を進めています。

また推敲の場面では、メールを用いて相談を受け様々な生徒の学習の状況に対応するための配慮がなされています。

双方向性という ICT の特徴を使って、適切に指導している一例と言えます。

これからも国語科が目指す資質能力を一層効果的に育成することができるよう、学習指導の基盤的なツールの一つとして ICT の活用を進めていただければと思います。

 

 

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特別支援学校で使えそうなiPadアプリ「トーキングエイド for iPad シンボル入力版LT8」【学校ICT/特別支援教育/GIGA/iOS】

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iPad対応

¥1,840

 

トーキングエイド for iPadシンボル入力版LT8は、トーキングエイド for iPadシンボル入力版STDの基本的な機能は変えずに、シンボル表示数を8分割のみにした廉価版です。シンボルはオリジナルシンボルを作成して利用することを基本とし、デフォルトではなにも登録されていません。

 

トーキングエイド for iPad シンボル入力版LT8

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内蔵されている絵文字やiPadで撮影した写真、イラストなどをどんどん登録して、お使いになる方に適したコミュニケーションツールにしましょう。※Hキーと空白のシンボルを同時にタッチすれば、シンボル作成画面が表示されます。

 

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登録できるシンボル数は1,000種類。家族や先生、お友達などの人物はもちろんのこと、好きな食べ物やよく行くお店の写真なども登録しておけば、コミュニケーションの幅が広がります。

シンボルのラベルに好きな単語を入力すれば、音声合成で発声します。

又、iPadに内蔵したマイクを利用して録音した肉声を発声させることもできます。

シンボルにタッチすれば、音声とともにシンボルと文字が表示されるため、文字やことばの学習にも有効です。音声合成は4種類(男性、女性、男の子、女の子)、それぞれ高さや発声速度を調整することができ、流ちょうな抑揚で発声します。

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シンボルは、カテゴリーに分けて登録することができます。又、お使いになるカテゴリーの数や内容は、お使いになる方に合わせて編集することができます。

お使いになる方にあわせて、入力させたくないキーにロックをかけて動作しないようにすることができます。

 

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特別支援学校で使えそうなiPadアプリ「トーキングエイド for iPad タイマー」【GIGA/学校ICT/特別支援教育】

2021/1/5時点 リンクは記事の最後へ

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トーキングエイド for iPadタイマー

トーキングエイド for iPadタイマーは、残り時間を視覚的に表示するアプリです。

縦に表示されたスケールで、一目で残り時間を視認できます。

残り時間を表示するタイマーモードとあらかじめ指定した時間がくるまでの時間を表示するアラームモードの2種類があります。

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内蔵されている471種類のソフトバンク絵文字や撮影した写真を貼り付けることができ、さらに任意のテキストを加えることもできるため、タイマーが何の時間を示しているかを表示することができます。時間が来たときには、5種類のアラーム音から任意の音を選んで鳴らすことができます。

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利用者の感想

シンプルで良い

設定時刻までの残り時間タイマーは、とても便利

文字入力が出来ないのは?

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仕様

販売元 Uplus,Inc
サイズ 18.8MB
互換性 iOS 9.0以降。iPad対応。
言語 日本語、 英語
年齢 4+
価格 ¥250 2021/1/5時点
 
トーキングエイド for iPad タイマー

トーキングエイド for iPad タイマー

  • U-PLUS Corporation
  • ユーティリティ
  • ¥250

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 その他アプリのご紹介

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特別支援学校で使えそうなiPad/iPhoneアプリ「絵カードタイマー」【GIGA/学校ICT/特別支援教育/自閉症】

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シンプルなタイマーに絵カード表示機能を付加しました。主に自閉症など、時間の把握が難しい方へのタイムエイドとしての使用に適しています。

 

絵カードタイマー

残り時間を視覚的に分かりやすく表示するだけでなく、同時に絵カードを表示することで、何のための時間かを視覚的に分かりやすく表示することができます。

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円グラフ部分にタッチすることでタイマー時間を設定することができます。手を離した瞬間からカウントダウンをスタートします。

画面上の錠前マークで画面ロックが可能です。画面に触れてしまうお子様に使用する場合に設定して下さい。

その他、タイマーの色、絵カードと同時に表示する文字の位置(絵カードの上、下)、タイマー終了時に表示するメッセージなどを設定可能です。

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アラームは設定時刻より前に予告アラームを設定することができます。アラーム音には電子音に加え、録音した音声、合成音声によるメッセージ読み上げを指定可能です。

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絵カードのデータは本アプリとは別にご用意下さい。フォトライブラリーやカメラで撮影した画像を絵カードとして指定可能です。

 

新機能

「絵カードメーカー」の絵カードを使用できるようになりました!この前の画像どこいった?同じタイトルまた入れるのか。。そんな面倒から解放されます!

絵カードメーカーとの連携機能を追加

絵カード作成アプリ「絵カードメーカー」で作成した絵カードを当アプリで使用できるようになりました。

絵カードメーカーのカメラ機能やWeb機能を使って絵カードを作成し、その場で使用することもできます。絵カードメーカーの検索画面では使用した絵カードの履歴が表示されるので、以前作成した絵カードが再利用できるようになりました!

画像を選択する際に「絵カードメーカー」を選ぶと、アプリが切り替わります。

使用する絵カードを絵カードメーカーで表示し、「絵カードタイマー」ボタンを押します。ボタンを押すと当アプリに戻り、絵カードがセットされます。

利用者の感想

特別支援学校で

特別支援学校の生徒に使用させていただいています。操作も見た目もわかりやすく重宝しています。しかしタイマーが1時間単位の表示のため3分程度のものを図りたいときに減少が視覚的にわかりにくい部分もあります。1時間単位ではなく5分、10分、30分などタイマーの基準時間も変更できたらと思います。

使いやすいです

分かりやすくとても使いやすいです。しかし、1時間以上待つときのためにタイマーの一時停止機能があるともっと助かります。

凄く簡単に作れました

簡単に作れたので、早速生徒に使ってみたいのですが、着替えバージョンや歯磨きバージョンなど作成しても、ひとつのバージョンしか表示されません。いくつも保存する事はできないのでしょうか?

欲を言えば

とってもわかりやすく、使いやすいアプリです!欲を言えば・・・ロックボタンを長押しで解除できるようにしてほしいです。

特別支援クラスに

通ってる子の朝の身支度の時に、使っています。時間の概念が分からないので、時間が目に見えるのでいいと思います。着替え、食事等、何パターンか保存出来るといいですね。声を録音出来るのもいいです。

感謝しています

自閉症スペクトラムの2歳児にタイマーが終了したら◯◯をする。って感じで使用してます。これを使う事によって遊びの時間にメリハリがつきいきなり遊びを終わりにさせるとパニックになってたのが区切りを付けれるようになりました。

タイマーの音声も歌にしたので、タイマーが使えない場所でも歌を歌うと終わりの認識が出来るようになり助かってます。無料なのにこんなにも素晴らしいアプリは

滅多にないと本当に感謝しております。ただ、知恵がついてきて、アプリの鍵アイコンを押して時間を伸ばしてしまう事があるので鍵の部分に簡単な認証コードを入れるパスワード画面が欲しかったりもしますがこのままでも十分素晴らしいアプリだと思います。

 

絵カードタイマー

絵カードタイマー

  • Ryuta Yoshitake
  • 教育
  • 無料

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特別支援学校で使えそうなiPadアプリ「トーキングエイド for iPad シンボル入力版STD」【学校ICT/特別支援教育】

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トーキングエイド for iPadシンボル入力版STDは、会話や筆談が困難でひらがなが理解できない発達障害や失語症の方のコミュニケーションツールです。写真やイラストを使ってオリジナルシンボルを簡単に作成、カードを使う感覚で利用することができ、さらに音声合成や録音音声で発声させることもできます。

 

トーキングエイド for iPad シンボル入力版STD

シンボルの表示数は、お使いになる方に合わせて1画面、2画面、4画面、8画面、32画面の中から選ぶことができます。

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表示されたシンボルにタッチすると、そのシンボルを発声します。又、いくつかのシンボルを選択して、まとめて発声させることも可能です。音声合成は4種類(男性、女性、男の子、女の子)、それぞれ高さや発声速度を調整することができ、流ちょうな抑揚で発声します。

内蔵する471種類のソフトバンク絵文字以外に、インターネット上の画像やiPadのカメラ機能を利用して撮影した画像でオリジナルシンボルを1,000種類まで作ることができます。オリジナルシンボルは、音声合成や録音音声で任意の語彙を発声させることができます。

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シンボルは、カテゴリーに分けて登録することができます。又、お使いになるカテゴリーの数や内容は、お使いになる方に合わせて編集することができます。

お使いになる方にあわせて、入力させたくないキーにロックをかけて動作しないようにすることができます。

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別売のプロテクターケースを利用すれば、落下による衝撃やよだれ、雨等からiPadを守ることができます。

 

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 以上のように、従来のVOCAと呼ばれる専用機ではむずかしかった多彩な機能を、iPadを使うことで安価に実現しています。

 

無料での利用制限

無料でのご利用の場合、音声の発声及び補助機能の使用は10回までとなります。

 

利用者の感想

値段に相応しくない

発達障害の娘(3歳)のために購入。シンボルが少なすぎて欲求を伝えるには不便を感じた。「見る」「聞く」「行く」「食べる」など生活動作のシンボルがなかったのも非常に残念。高い割に使えないのでおすすめしません。ひらがなを習得してからテキスト版を購入すれば良かったと後悔しています。

 

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入力支援機能

特別支援学校で使えそうなiPadアプリ「トーキングエイド for iPad テキスト入力版STD」【学校ICT/特別支援教育】

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「トーキングエイド for iPadテキスト入力版STD」は、会話や筆談が困難な児童生徒のコミュニケーションツールです。従来からコミュニケーション支援用具として利用されてきたトーキングエイドの機能を踏襲するとともにより機能をアップしてiPad用アプリとして利用できます。

 

トーキングエイド for iPad テキスト入力版STD 

基本的な使い方は、50音順のひらがなキーボードをタッチして伝えたい文書を作成し、音声合成でまとめて発声させるといった子供から高齢者の方まで簡単に使えるものですが、指の震えによる2度打ち防止など、お使いになる方に合わせてさまざまな設定ができるようになっています。

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音声合成は4種類(男性、女性、男の子、女の子)、それぞれ高さや発声速度を調整することができ、流ちょうな抑揚で発声します。

 

キーボードは、ひらがな、カタカナ、英数大文字、英小文字、絵文字にワンタッチで切り替えることができます。特に絵文字は発声する語彙を変えたり録音音声にしたりすることが可能で、さらに写真や他のシンボルを用いて絵文字を増やすこともできます。

 

漢字やメールの利用も可能で、単語予測機能をONにすることでかな漢字交じりの文書が容易に作成でき、作成した文書はそのままメール文書として送ることができます。携帯電話やパソコンから送られてきたメールは、音声合成を使って文書を読み上げることもできます。

 

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キーボードの利用が困難な重度肢体不自由の方がお使いになる場合は、別売のワイヤレススイッチボックスを利用すれば、Bluetoothによるワイヤレスで外部スイッチによる入力が可能となります。4種類の中からお使いになる方に合わせて入力方法を選ぶことができます。

別売のプロテクターケースを利用すれば、落下による衝撃やよだれ、雨等からiPadを守ることができます。又、指の震え等で他のキーに誤って触れてしまう方には、キーガードもオプションとして用意されています。

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無料での利用制限

無料でのご利用の場合、音声の発声及び補助機能の使用は10回までとなります。

  

利用者の感想

良いけど高過ぎ

商品はとても良いと思います。しかしお試し期間が短い上、値段が高過ぎます。難病の方にすすめたいと思いましたが彼らは進行が早く1ヶ月で利用出来ないかたもいれば半年1年利用できる方もいます。ですので月額制にして貰えると難病の方やその家族にすすめやすいと思います。

あっという間の無料利用

インストールして文字ボタンを3~4回触っただけで試用期間終了となり、購入ボタンを押す選択しかなく、購入金額は、なんと6,900円!使い勝手や内容などまったくわからず高すぎませんか?

星3つ

日常使用なら同類アプリのかなトークの方が数百円で済むのでそちらの方がよいです。何より、「ひらがな」と数字が同時に表示されます。ただし11と入力した時に「いちいち」と発音になってしまいますが。こちらのアプリは「ひらがな」と「数字」の同時表示はできませんが、11は「じゅういち」と発音してくれます。そこだけがベター。あと文字盤の変更がユーザーでできるようにして欲しい。

 

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入力支援機能

ブラウザ全体のスクリーンショット・キャプチャーをダウンロードしたい【Chrome/MAC/Windows】

 

特別なソフトをインストールせずに、縦に長いブラウザWEBページ全体のスクリーンショット・キャプチャー画面をコピー・ダウンロードする方法です。

なおブラウザが「Google Chrome」の便利な機能ですのでご注意ください。

 

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ブラウザ全体の画面コピーを取る方法

Windows

Chromeブラウザの画面上で

 

  1.  「Ctrl」+「Shift」+「I(アイ)」 
  2.  「Ctrl」+「Shift」+「P」
  3.  「full」と入力、「Enter 」 で画像のダウンロード

 

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MAC

Chromeブラウザの画面上で

 

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Google無料サービス早わかりガイド令和3年最新版

Google無料サービス早わかりガイド令和3年最新版

  • 作者:河本亮
  • 発売日: 2020/09/04
  • メディア: 大型本
 

 

【Google for Education/保護者向けのアンケート作成】Googleフォームの作り方【ICT支援員/学校/Forms】

 

Google フォームについてご説明したいと思います。

Googleフォームの使い方!【メリット、スマホ、pc、アンケート、写真、共有、画像、ユーザー】 - 漫画の地球儀

Google フォームとは何なのか?

無料で使える「アンケート」です。保護者のスマホなどを利用しネットで回答の収集ができるツールです。

 

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 Googleアカウントにログインして、アンケートを「作成」→「配信」→「回答者より回答」→「回答を収集」することができ、回答結果の集計を自動で行うことが出来ます。

コロナ過の影響で、学校が休みになったり保護者が集まる機会も制限され民間企業でもテレワークを推奨されてる所も多くなってきているかと思います。

無償で利用できる「Google フォーム」を利用して、ネットを介して情報収集ができ業務の効率化に繋がるヒントとしてご説明します。

 

Google フォームで何が出来るか?

まず、「アンケート」を作ることが出来ます。学校からの連絡や体調の確認やミニテストなどを簡単に分かりやすく作れます。これまで保護者へ「アンケート」を取るためには児童生徒経由で「プリントの配布・回収」という感じでアナログ的なやり取りしか選択がありませんでした。

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ミニテストは児童生徒が回答して送信をすると、この質問は何点この質問は何点と事前に登録しておくことで自動で採点もしてくれます。このようにアンケートだけではなく、テストもできる優れものです。

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Google フォームの作成方法

それでは簡単にフォームを作成をして、配信をし集計の画面の見方をざっとご説明します。

① 特定の「Googleアカウント」でログイン

② アプリのメニューより「Googleドライブ」をクリック

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③ 「+新規」をクリックして「その他」より「Googleフォーム」を選択

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 ④ 「Googleフォーム」を起動

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⑤ 「無題のフォーム」にタイトルを入力

必要に応じてフォームの説明を記入し、左上はファイルの名前を修正します。

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⑥ 質問を追加(ラジオボタン)

右側の「+」より回答方法を選択します。「単一選択 → ラジオボタン」、「複数選択 → チェックボックス」などですが、まず記入時の日付を登録させたいので、質問内容(記入日の日付を登録してください。)と回答方法(日付)を選択してください。

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⑥ 質問を追加(学年)

記入日の登録画面が出来上がりました。右側の「+」より回答方法を選択します。回答方法は「プルダウン」、選択肢は「各学年」を入力してください。今回は小学校をイメージします。   

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⑦ 「クラス」を選ぶ質問を追加

右側の「+」より「ラジオボタン」を選択します。選択肢は「クラス」を入力してください。

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⑧ 「出席番号」を直接記入させる項目を作成します。右側の「+」より「記述式」を選択してください。

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⑨ 現在の体温を選択させる項目を作成

先ほどと同じく「ラジオボタン」で選択肢を作成してください。必須の回答にしたい場合は、下部のスイッチを切り替えます。

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⑩ 全体の確認

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⑪ その他 応用編

その他、色を変えたり画像を入れたりyoutubeの動画を加えることが出来ます。

プレビューを見ながら作成することで完成図をイメージしながら作成することが出来ます。

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アンケートの送信

アンケートが完成したら「送信」ボタンをクリックして下さい。

送信方法は、メールやURLのリンクなどを何らかの方法で保護者へ伝える必要があります。URLをQRコードへ変換して保護者へプリントで渡すことも方法の一つです。

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qr.quel.jp

 

アンケート集計結果の確認方法

アンケートの作成画面で回答タブをクリックして下さい。

回答件数とそれぞれの質問について、自動でグラフなど集計を行ってくれます。

 

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また、右上「・・・」より回答のダウンロードとして「CSV」出力ができ、スプレッドシートへ直接表示させることも可能です。

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同じく右上「・・・」より、「 新しい回答についてのメール通知を受け取る」をクリックすることで、回答ごとにメールでお知らせを受けることが出来ます。

 

最後に「回答を受付中」のスイッチを切り替えることでアンケートの受付と停止を簡単に切り替えることが可能です。

 

まとめ

このようにアンケートを簡単に作成し、配信し集計・分析も「パッ」とできるという優れものです。

細かな設定が他にも色々ありますので、慣れてこればいろいろな項目を触ってカスタマイズしてみてください。それでは「 Google フォーム」の説明でした。ありがとうございました。

 

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【自己啓発本要約】一流の人はなぜ怒らないのか?怒らない技術【嶋津良智著】

 

イライラ溜まっていませんか?

思わず誰かに怒りをぶつけたい!もう我慢できない!

そんなあなたに是非ご紹介したい。

 

一流の人がなぜ決して怒らないか?

ストレスで怒りっぽくなってしまっている方、人の粗ばかりが目についてしまう方はこの本で仕事も人生も豊かにしてください。

 

怒らない技術 (フォレスト2545新書)

怒らない技術 (フォレスト2545新書)

  • 作者:嶋津良智
  • 発売日: 2010/07/07
  • メディア: 新書
 
マンガでよくわかる怒らない技術

マンガでよくわかる怒らない技術

  • 作者:嶋津良智
  • 発売日: 2017/04/07
  • メディア: Kindle版
 

「怒らない技術」

発売以降90万円部を売り上げたベストセラー嶋津良智さんの「怒らない技術」

この本では「怒らないこと」で全てがうまくいった。成功の波に乗ることができた。という著者の考え方と著者が実際に実践している「怒らないため」の日々の習慣を学ぶことができます。

私はこの本を読んでから「怒りそう」になった時に、この本の内容を思い出すことで以前よりも怒りを鎮めることができるようになりました。

そこで今日は、まず「怒らない人」になるための考え方を解説し、その後で明日から実践できる感情をコントロールするための習慣を三つご紹介いたします。

 

そもそも、「怒ること」には「時間が無駄になる」「怒っても結果は変わらない」、「早死にする」といったデメリットがあります。

それに関しては100人中99人の方が理解されていることと思いますが、蓋を開けてみると日常生活のあらゆるシーンで「怒ってしまう」人がいるのは事実です。

著者の嶋津さんは、こういった方はまず「考え方」を変えることが最初のステップになるとおっしゃっており、どのように変えるか?それは怒りは自然に発生するものではない。これを理解するということです。

 

日常的に怒ってしまう人の中には、外部の事象に反応して怒りという感情が自分の中で自然に発生しているという「考え方」があります。

例えば「部下が仕事でミスをしたから怒りが湧いてきた」とか「自分の好みを否定されたからイラついた」といったことです。

ですが著者の島津さんは、人が「怒る」とき人は自ら「怒ること」を選択している。先ほどの例で言うと部下がミスをしたことに対して怒る上司は「怒らない」という選択肢があったにも関わらず、部下に対してマウントを取るために「怒り」という感情を持ち出しているんだ!ということです。そしてこの考え方に沿うと人は「怒らない」という選択もできるんだ!ということになります。

 

パナソニック創業した松下幸之助さんの逸話にこんなものがあります。

松下幸之助さんが、船を降りて波止場を歩いていたらいきなり男にぶつかられ海に落ちてしまいました。一緒にいた秘書が「社長、大丈夫ですか?私が文句言ってきますよ!」と言うと、松下幸之助さんは一言あやつでよかったと「怒ること」は一切しなかったそうです。

そして文句を言おうと息巻く秘書に対しこう言いました

「今から文句を言ったからといって、私は海に落ちないで済んだのか?今更文句を言ったところで私が海に落ちたという事実は何も変わらないじゃないか。先を急ぐぞ」

つまり、松下幸之助さんは海に落ちたという変えられない事実に対して、怒るよりも未来の仕事に対して向かっていく方が大切だと判断し、「怒らない」選択をしたということです。

このように、一流の人間は感情コントロールのプロであることが多いと嶋津さんは語っています。

 

なのでまずは感情に反応し「怒ること」だけが選択肢なのではなく、「怒らない」という選択肢もあるんだということを理解しましょう。それを理解したら次のステップは感情をコントロールするための習慣を身につけることです。

この本では、イライラと無縁になるための25の習慣が紹介されています。

今回は、その中から重要なものを三つ厳選してお伝えしていきます

 

習慣① 目標はできる限り低く設定する

脳のアイコン(内臓)

人間の脳には、感情をコントロールする前頭前野という部分があります。この前頭前野が働くことにより人は怒りを抑えることができるというわけです。しかしこの前頭前野には一つ大きな欠点があります。それはストレスを感じると働かなくなるということ、そして人間は目標を達成できなかった時にストレスを感じることが分かっています。

そうなると前頭前野が働かなくなり、感情がコントロールできなくなります。感情がコントロールできなくなるとより目標を達成することが困難になっていきます。

ダイエットを例にとると、仮に一週間で2 kg 痩せるという目標を立てたとして、それが達成できないとストレスを感じ前頭前野が働かなくなります。

すると感情をコントロールできなくなるので、食べたいという気持ちを我慢することができなくなります。結果としてダイエットがより難しくなるといった具合です。

この悪循環を防ぐために、最初の目標を今日は10分歩くといったように小さくし、イライラを募らせないようにしましょう。

 

習慣② 秘密を持たない

秘密のポーズのイラスト

人間は人に言えない秘密を持つと、それがイライラの原因になることが分かっています。みなさんは「ジョハリの窓」というものをご存知でしょうか?

 

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あなたから見たあなた、そして他人から見たあなたを気づいている、気づいていないという二つの側面で分けた表です。

人間関係においてはイライラしやすいことが多いという人は、「B」 や「C」 の部分が大きい人です。つまり他人を知っているが、自分は知らない面。また自分は知っているけど他人は知らない面、こういった一面が大きい人は、人間関係においてストレスを感じやすい傾向にあるということです。

逆に人間関係のストレスから解放されている人は、「A」が大きいです。したがって「 B」 や「C」 をいかに 「A」 に持っていくかが重要になってきます。

この内、「B」は自分ではどうにもできない部分なので「C」をいかに「A」に持っていくかが大切になってきます。

そのために重要なことが、秘密を持たないこと。自分に不利な情報を開示するということには大きな勇気が必要ですが、そのせいで自分のポジションが落ちてしまうことはないと嶋津さんを保証しています。

最初は最も親しい人に自分の秘密を明かしてみてはいかがでしょうか。

 

習慣③ イライラする環境に身を置かない

イライラと待つ人のイラスト

そもそも「怒りやすい人」は、「怒りやすい状態」になっていることが往々にしてあります。そしてそれは少しの「イライラの蓄積」によって引き起こされています。そこでイライラを蓄積させないために重要なことが、「イライラする環境に身を置かない」ということ。

例えば著者の嶋津さんは、満員電車に乗らないように通勤ラッシュの前の電車に乗り通勤しているそうです。その他にも島津さんは部下の仕事を見て「イライラしないよう」ご自身のデスクの位置をオフィスの隅に変え、パーテーションで囲い仕事ぶりを見ないようにしているそうです。

このように、日常生活の中で自分が「イライラする環境」や状況を見つけ出しそれを生活から徹底的に排除するということが三つめの習慣でした。

 

まとめ

今回は90万部を売り上げたベストセラー「怒らない技術」という本を要約しました。まとめると重要なことは、外部の事象に対し「怒るか」「怒らないか」を選択できるということを理解すること。

そしてイライラと無縁になるための三つの習慣は、

  1. 目標はできる限り低く設定する
  2. 秘密を持たない
  3. イライラする環境に身を置かない

ということでした。

怒らないために、感情を手懐けましょう。

ありがとうございました。

【Windows Defender】標準機能で十分、ウイルス対策・セキュリティソフトの選び方【初心者向け】

 

今回はウイルス対策セキュリティソフトの買い方や選び方についてご紹介致します。

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1.セキュリティソフトって必要?

パソコンを買うとき、ウイルス対策ソフトも合わせて買う必要があるのか?と疑問に思われたことは御座いませんか?

 電機量販店でパソコンを購入すると、店員さんが必ず売り込むこの言葉。

「セキュリティソフトは必要ですよ、セキュリティソフトと言えばこれ!3年間でパソコンとスマホ3台まで使えるこの商品がお勧めです!。費用はインストール作業も全部込み込みで25000円です。インターネットをされるのであればウイルス対策は必須です。」

このように、半分強制的に買わされたっていうエピソード御座いませんか?

 

店員さんが言う、セキュリティソフトが必須という部分は間違いではありません。

パソコンを使用される方の使用用途に関係なく、インターネットへ接続するのであればセキュリティソフトが必要なのは間違いないです。

とはいえ、海外の怪しい無償のウイルス対策ソフトをお勧めしているわけでは御座いません。セキュリティソフトを選ぶ時には、パソコンをどのような用途で使うかを考える必要があります。 

パソコンを仕事で個人情報や機密情報を扱うような用途の方もいれば、個人でメールやネットサーフィン・年末に年賀状を印刷することぐらいですよ!という方もいらっしゃいます。

ここではセキュリティソフトを選ぶ方法、その理由・そして有償のセキュリティソフトを必要とするなら何が良いのか?という点でご紹介します。

 

2.Windows10標準のセキュリティ機能

パソコンに自信がないという方はご存知ないかもしれないですが、「Windows 10」には最初から標準でセキュリティ機能を搭載しています。

この機能は 「Windows Defender」 といいますが、無料のセキュリティ機能なんで性能が低いんじゃないか?有償のセキュリティソフトじゃないと不安なのでは?と思われる方もいるかと思います。

セキュリティソフトが優秀かどうかを判断する目安のひとつとして、セキュリティソフトを開発販売している会社とは関係のない第三者機関が出した評価というのがホームページでご覧になれます。オーストラリアの「 AV comparatives」 という第三者機関が2020年5月に発表した評価というのがあります。

 

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■AV-Comparativesのセキュリティソフト評価  

www.av-comparatives.org

 

英語で色々書いていますが、世界の様々なセキュリティソフトでテストを行いましたよというレポートとなり、星三つのソフトとして「Microsoft Defender」が評価されています。

Windows 10が搭載されている標準のセキュリティソフト 「Windows Defender」 は優秀なんです。

この「Windows Defender」 というのは「Windows 10」に備わっている 「Windows Defender」 のことを言います 。「Windows 7」や「Windows 8」もしくは「8.1」に搭載されている「Windows Defender」は機能が異なりますので ご注意ください。

この 「Windows Defender」はウィルス検知が優秀ということに加え、ランサムウェア対策機能も備わっています。

 ランサムウェアをご存じない方もいらっしゃると思いますので簡単にご説明させていただくと、別名「身代金ウイルス」といいパソコンを強制的にロックしてしまいこれを解除して欲しければ身代金を払えという恐怖のウイルスです。

たとえ、お金を払ったとしても解除されないという事例もあり「ランサムウェア」に感染して被害にあってもお金を払ってはいけません。

つまり「ランサムウェア」に感染してしまった後ではもう手遅れです。

「Windows Defender」にはこのランサムウェア対策機能が備わっています。

何故かこのランサムウェア対策機能は標準ではオフになっていますので以下の手順で必ず「オン」にしてください。

 

  ・画面左下のスタートボタン → 設定 → 更新とセキュリティ → Windowsセキュリティ → ウイルスと脅威の防止 → ランサムウェアの防止の管理 → オン

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この 「Windows Defender」はブラウザ「Microsoft Edge」を利用している場合に限り、有害サイトへ誤ってアクセスしてしまった際に警告してくれるという機能も備わっています。 やはりセキュリティにあまり自身のない方は、Microsoft標準の機能を中心にパソコンを利用することお勧めします。

 

 標準でこれだけ優秀なセキュリティ機能である「 Windows Defender」 ですがもちろん欠点もいくつかあります。

  • インターネットバンキングを保護するための機能は備わっていない
  • 迷惑メール対策機能は備わっていない
  • 一般向けのサポート窓口が分かりずらい

【欠点①】インターネットバンキングを保護するための機能は備わっていません。つまりネット銀行の利用に対する機能はございません。

【欠点②】迷惑メール対策機能は備わっていません。メールにウイルスが添付されており、そのウイルスが活動しようとした時はウイルスを削除させる機能が働きますが受信自体は出来てしまうということです。

【欠点③】有償のセキュリティソフトは、使い方や内容に疑問があった時に問い合わせができるサポート窓口というのがあります。「Windows Defender」は窓口が分かりづらくトラブルが生じた場合、自分自身で対応することになるケースが多いかと思います。

この三つの欠点が、あなたにとって問題ないと判断できるんであれば 「Windows Defender」 は非常にお勧めできます。

 

3.Windows10の更新

「Windows Defender」を利用するとなった場合、大切な事前準備があります。

それは 「Windows Update」 が全て完了しているということです 。「Windows Update」 は全て完了してなければ「Windows Defender」 のウイルス情報などが古いことも考えられます。必ず 「Windows Update」 は最新の状態にしておいてください。

 

・画面左下のスタートボタン → 設定 → 更新とセキュリティ → Windows Update → 更新プログラムのチェック

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画面左下のスタートボタンをクリックして下から2番目の「ネジ」マークの設定を開きます。更新とセキュリティをクリックすると「最新の状態」と出ればパソコンは 「Windows Update」が全て完了していることになります。

もしその状態で無い場合は 「更新プログラムのチェック」をクリックすると「Windows Update」が始まりますので完了するまでお待ちください。

また、バージョンアップがある場合、「ダウンロードしてインストール」を選択すると適用されますがインストールに大きく時間がかかる場合がございますのでご注意ください。再起動後に、もう一度この画面を開いて「最新の状態です」となるまで更新を続けてください。

 

4.有償のセキュリティ対策ソフト「ESETインターネットセキュリティ」

「 Windows Defender」 の欠点を考えると、無料のソフトだと危ないなと判断した場合にお勧めしたいソフトのご紹介です。

ESET インターネット セキュリティ|ESETセキュリティ ソフトウェア シリーズ

 

「ESETインターネットセキュリティ」という商品で、日本ではCANON(キャノン)が販売しています。この「ESET」は「Windows Defender」でご説明した「 AV comparatives」という第三者機関の2020年5月に発表した評価でも高評価となっています。「Windows Defender」で三つの欠点としていた「ネットバンキングの保護機能」「迷惑メール対策機能」「問い合わせの窓口」もちゃんと設けられています。

さらにお勧めしたい理由として、古いPCでも割と軽いという特徴があります。セキュリティ機能というものは、パソコンの動作中に常に動いているものですので動作が軽いというのは非常に重要です。

また、「ESET」は値段が安いというのもオススメしたい理由です。 Amazon でオンライン版を購入した場合に3年間で5台が使えるプランとして6,800円で販売されています。

パソコン5台もないよって方がほとんどだと思いますが、MACやスマートフォン、タブレットなどでもご使用いただけるので複数台使う場合はお得かと思います。本当に1台しかない場合は3年間1台というプランが5,800円で販売されています。ちなみに日本で有名どころは「ウイルスバスター」ですが、は3年間3台というプランがアマゾンで12,345円で販売されています。約2倍ですね。 

 

まとめ

ウイルス感染など様々なインターネットの脅威に備えてセキュリティソフトを導入している方は多いかと思います。あなたがご利用中のセキュリティ対策は本当に正しい選択でしょうか?もっと簡単に必要じゅぶんに安価にできるセキュリティ対策をぜひご検討ください。

 

 

 

【MACBOOK Big Sur初心者】Safariで前のページに戻るショートカットキーとトラックパッド操作

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【MACBOOK Big Sur初心者】Safariで前のページに戻るショートカットキーとトラックパッド操作

 

前ページに戻るには command + [

ちなみに
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トラックパッドの操作は、指2本で右にスワイプ

 

MACBOOK Big Sur

 

 

体育・保健体育科の指導におけるICTの活用(2020年度)【GIGAスクール/ICT支援員】

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体育保健体育科における 一人一台による ICT の活用と効果について

 

 

① 学習指導要領及び解説( ICT 活用) 

 

■中学校学習指導要領並びに保健体育編の ICT 活用に関する記載内容 

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学習指導要領では、 情報手段を積極的に活用して、 各分野の特質に応じた学習活動を行うよう工夫するとなっています。 

なお、留意することが大切である点として、 運動の実践では ICT を補助的手段として活用し、 活動そのものの低下を招かないようにする点です。 

つまり ICT を使うことが目的になってしまうのではなく、 特質に応じた学習活動を行うことが求められます。 

 

 

② 体育科における ICT の効果的な活用例 (体育/保健)

 

体育事例1(知識の習得)

 

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跳び箱運動の単元の導入の場面です。 

単元で取り扱う技について、 大型スクリーンを使用し解説しています。 

指導者は児童生徒が技のイメージやポイントをつかむことができるよう、技ごとに順番に示しています。 

しかし、 技の習得状況は 全員が全く同じということはなく、 これまでの学習経験や体格などにも影響を受けます。 また技に対する興味や関心も個人によって異なってきます。 

「私は違う技の動画をもう少しじっくり見たいな」と思うことも十分考えられます。 

つまり、一斉に視聴する方法では、技の行い方についてその時間内に理解することが求められました。

 

 

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ところが、一人一台の ICT を効果的に活用することで、 技ごとの動画を「個」のニーズに応じて視聴することが可能になります。 

先ほどの跳び箱運動を例に考えると、 開脚跳びに挑戦したい児童生徒、かかえ込み跳びに挑戦したい児童生徒と、個に応じた学びが可能になります。 

 

 

体育事例2(技能の習得①)

 

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自分たちの動きを一台のタブレットで確認しています。 生徒は、短い時間の中で順番に動きを再生しています。 しかし、生徒によっては「自分の動きを確認したいな」と思うことも考えられます。 グループに一台では、自分の動きをじっくりと見ることには限界がありました。 

 

 

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ところが一人一台になると、先ほどの柔道を例に考えると自分が確認したい場面を繰り返したり、スローにしたりして自分の確認したい方法で視聴することが出来ます。 つまり、一人一台の ICT を効果的に活用することで自分の動きを即座に確認することができます。

さらに、授業で学習した動きのポイントと自分の動きを比較することで、 できている点や修正点を確認することもできます。 

 

 

体育事例3(技能の習得②)

 

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休み時間に児童が逆上がりに挑戦しています。 

体育の学習の時間には逆上がりが成功したのですが、 少し間があいたのか休み時間に挑戦するとうまく回ることができません。児童の中には「前の動きを確認したいな」と思うことも考えられます。しかし、体育の学習の時間にできた時の動きを確認したくとも、 過去の自分の動きを確認することは少なかったのが現状です。 

 

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ところが、 一人一台の ICT を効果的に活用することで、 毎時間の動きを撮影することが可能になります。 毎時間の動きを撮影することで、過去の自分の動きを見るとともに動きを比較することで、自己の変容を確認することもできます。 

 

 

体育事例4(思考力、判断力、表現力等の育成)

 

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球技のゴール型で ゲームの映像を全員で視聴しながら、 次のゲームに向けて作成を考ている場面です。  

 

映像があることで、視覚的にゲームを振り返ることができるのですが、 詳しく見たい場面は生徒によって異なってきます。 例えば主に攻撃に参加していた生徒と、 守備を中心に行なっていた生徒では振り返りたい場面は当然異なってきます。

生徒によっては、 「あっ!そこ、 スローで見たいんだけど」と思ってもチームの時間にも限りがあり、十分に思考・判断することなく次のゲームに臨まざるを得ないことも考えられました。

 

つまり、これまでは限られた時間の中でチーム全員で同じ画面で、同じ動きを確認していたので、時として次のゲームに向けての作戦を各自が十分練られないままチームの時間が終わっていたことも考えられました。 

 

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ところが、 一人一台の ICT を効果的に活用することで、まずは各自が自分の視点でゲームの撮影動画を見返すことができます。 

その後、一人一人が次のゲームに向けての作成作戦について、思考・判断したことをチームの時間で交流します。 つまり、自分の考えを深めて対話をすることが可能となるのです。 

 

 

体育事例5(学びに向かう力、人間性等の涵養)

 

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これまでは走り高跳びの記録や50 M 走のタイムはその単元の中で学習カードに手書きで児童生徒が記入していました 。単元の導入である生徒が、「新記録を出したいな。 ところで、去年の記録は何 CM だったかな」と思っても、 去年の学習カードが手元に残っていないと、 記憶を頼りにするしかありませんでした。

つまり、過去の自分の記録をその場で確認することはあまりありませんでした。 

 

 

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ところが一人一台の ICT を効果的に活用することで、過去の自分の記録や 全国の同じ学年の平均値をその場で瞬時に検索することが可能です。 

記録を比較することで、 自分の伸びを実感したり 新たな目標を設定したりすることができます。 つまり、運動への意欲をさらに高めるきっかけとなるのです。 

 

 

保健事例6(知識及び技能の習得)

 

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中学校における「傷害の防止」の学習です。応急手当としての心肺蘇生法を生徒が実習として行う際に、「手順をもう一度、確認したいな」と途中で思ったり、修正点が明確にならないまま終わってしまったりということも時としてありました。 

 

これらは、一斉指導や一斉での動画視聴などにより、応急手当の手順を十分に確認することができないまま実習を行ったことが要因の一つとして考えられました。 

 

 

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ところが、一人一台の ICT を効果的に活用することで、 見たい時に見たい手順を 動画で再確認したり、 撮影した自分の取組動画を視聴したりすることが可能となります。 

 そして、試行錯誤しながらも修正点を意識し、 再度実施することにより、 一層知識の理解が深まり、技能の向上を図ることが期待できます。 

 

 

保健事例7(思考力、判断力、表現力等の育成)

 

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小学校における「けがの防止」の学習です。 けがの防止に向けて、校内の危険箇所を示したマップをもとに話し合うのですが、児童が実際に危険箇所を確かめていないと、「実際に確かめていないので、これだけでは解決方法が思い浮かばないな」といった反応も聞かれました。

つまり、教師が事前に用意した危険箇所の写真を基にクラス全員やグループで課題発見や課題解決の方策を話し合っても 具体的な解決策がなかなか思いつかないなどの課題も見られました。 

 

 

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ところが、一人一台の ICT を効果的に活用することで、児童が各自の視点で危険だと思う箇所に実際に撮影をすることができます。 そして、その後のグループでの話し合いも 撮影した画像や動画を基にするので、 お互いがイメージを持ちやすく かつ交流も各自が対策を立案した上での交流となり 思考を深めることができるのです。

 

 

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③ 1人1台による学習等の効果 

 

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複数に一台ではここまでのご説明のように、個に応じたきめ細やかな対応には時間的・内容的な面で制約も見られました。

ところが一人一台になると、 繰り返し視聴することによる、 個に応じた学びが可能になったり自己の動きを即座に確認したり、自己の変容に気付いたりすることによる意欲の高まりが見られたり、 個々の記録等の学習内容と その効果の積み重ねの確認ができることによる、意欲的・積極的な態度の涵養が図られたり、授業以外の場での活用による、学びの広がりが期待されたりします。 

 

次に一人一台による ICT の効果について、別の視点で考えてみたいと思います。 

 

 

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体育科の授業で 学習カードを使用することがあります。 

学習カードは、これまで多くは児童生徒が手書きで記録をつけていました。ころが、一人一台の ICT を効果的に活用することで、手書きではなくデータを活用することも考えられます。

例えば、運動の記録や学習の感想などを 児童生徒が各自の PC にデータで入力し、 教師がその入力されたデータを収集、分析するなどです。 

記録がデータ化されることで、 これまでは学習カード一枚ずつ確認していた時間が大幅に短縮され、その結果、教師はつまずきに応じた指導・支援の準備に時間をかけることができるのです 。

つまり、一人一台の ICT 活用は、教師の授業改善にも資すると考えられます。 

 

 

まとめ

 

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学習指導要領解説に従前の学習指導要領の成果と課題が記されています。 

その中で課題については以下の3点が挙げられています。

  • 運動する子供とそうでない子供の二極化傾向
  • 運動時間の減少に伴う体力の低下
  • 健康課題を発見し、主体的に課題解決に取り組む学習が不十分 

 

 これらの課題を解決する上で、一人一台の ICT を効果的に活用することで、 運動の行い方を理解したり、練習方法の工夫改善を行ったり、友達との学び合いの充実を図ったり、 自己の課題の発見把握がより容易にできたり、 自己の成長を実感することができたり、授業外での運動の促進を図りたりすることが可能になると考えます。 

 

その結果、 苦手だった運動ができるようになり、 運動が好きになる。 

運動することへの意欲が高まり、積極的に運動するようになる。 

自己の健康課題に主体的に取り組むようになる。

といった児童生徒の姿につなげていくことができるのではないでしょうか。 

 

端的に一言で申するならば、 一人一台の ICT を効果的に活用した体育科の授業を行うのは、 児童生徒が生涯にわたって心身の健康を保持増進し、 豊かなスポーツライフを実現するための資質能力を育成するためにあるということです。 

そしてその可能性は今後さらに広がってことが考えられます。 

 

是非、各学校現場で、一人一台の ICT を効果的に活用しながら、 児童生徒の心身の健康の保持増進 豊かなスポーツライフの実現に資する資質能力の育成に努めましょう。 

 

 

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特別支援教育における ICT の活用について【GIGAスクール/ICT支援員】

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①特別支援教育

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障害のある子供たちは、一人一人の教育的ニーズを把握し、適切な指導及び必要な支援を行う必要があります。

このため、障害の状態等に応じ、特別支援学校や特別支援学級通級による指導などで、特別の教育課程の編成や専門的な知識、経験のある教職員からの指導や支援などが行われています。

ここで大事なのが特別支援教育は発達障害のある子供も含めて障害により特別な支援を必要とする子どもが在籍する全ての学校において実施されるものであるということ。また全ての学校、全ての学級、全ての教職員で実施されるということが重要となります。

 

②特別支援教育における ICT 活用の視点

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「視点1」については、障害の有無や学校種を超えて全ての児童生徒に共通しています。

 「視点2」についてですが、「障害による学習上又は生活上の困難さを改善克服するために ICT を活用する視点」であり、まさに特別支援教育の教育課程の要ともいえる自立活動の視点となります。

簡単に申し上げれば、障害により学習する上での困難に対して障害のない子供と同じように学習できるように ICT や補助具を効果的に活用するという考え方です。

昨今のこの分野における ICT に関連する技術革新は目覚ましく、個々の障害の状態等に応じて授業においてどう活用し実施していくかが問われています。 

 そこで特別支援学校学習指導要領では、各教科の指導にあたっての配慮事項として障害種ごとにそれぞれの障害の状態や特性等に応じてコンピューター等の情報機器を有効に活用し指導の効果を高めるようにすることを共通的に明記しました。

その際、ただ単に活用するだけでなく指導方法工夫すること指導の効果を高めることを求めています。

 

特別支援教育における ICT 活用の必要性

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 特別な支援を必要としている子供たちの数は増加傾向にあります。

障害の状態や特性それに伴う学びにくさが多様かつ個人差が大きいために特別な支援が必要となります。

視覚障害や聴覚障害肢体不自由など身体の障害により学習上の困難さがある場合はそれぞれの障害の特性に応じた ICT 機器や補助具の活用が必要となります。

例えば肢体不自由には「動きにくさ」という特性があります。

そこで手でキーボードに入力できないので、自由に動かせる眼球の運動によって入力する視線入力装置などを活用するということです。

また知的障害や発達障害による学びにくさやコミュニケーションの困難さがある場合については、理解や意思表示を支援するために ICT 機器を活用することが有効となります。

例えば吃音や言語障害の場合、話すことが苦手という困難さがあります。

そこで発表の際タブレットに話したいことを打ち込んでおき、タブレットの読み上げ機能により発表するという場面が想定できます。

今申し上げた活用方法等については、通常の学級に通う子供の学習にも活用することも可能となります。

 

それではここから障害による困難さに応じた ICT の活用について説明していきます。

 

「視覚障害者」である児童生徒に対する教育

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視覚障害教育ですが、人間は情報の約8割近くを視覚から得ていると言われています。

視覚障害のある子供達は、この視覚からの情報を得ることができない・難しいという状況であることを前提としてお伝えします。

視覚障害は、見えにくい状態である「弱視」、見えない状態である「盲」の二つに大別できます。

それぞれ学習上の困難さも指導上の配慮事項も異なってきます。

ここでは ICT 等がその困難さにどう関わっていくのかを見てみます。

まず弱視の子供の場合です。 0.1の視力や視野が欠けていても視覚的情報を得ることが可能ですが、私たちと同じように見ることはできません。

そこでタブレットに装備されている表示変換機能、例えば文字拡大や白黒反転であるとか最近ではフォント変換機能により明朝体からゴシック体へといった比較的見やすいフォントの選択もでき、一人一人違う見え方に応じて自由に調整できるようになっています。

また、同様にカメラ機能を用いて、板書事項を拡大させて手元でみたり、撮影して確認したりできます。この機能は、小さいものや動きの速いものを観察する際にも有効です。今後デジタル教科書のさらなる活用が期待されます 

 

次に「見る」ことのできない「盲」の子供たちの場合です。

全く見えない状態から、明暗を感じるなどその程度は様々ですが、基本的には視覚以外の聴覚触覚等をフル活用して情報を得て学習を進めていきます。

まずは点字に代表される触覚による情報収集です。

パソコンの上の文字情報を点字ディスプレイに表示させることができます。

また聴覚活用では、音声読み上げソフトにより、文字情報を音声で確認します。

この音声読み上げは、弱視の子どもたちにも有効です。

これらのために端末の整備に加えて、視覚情報を他の情報に変換するための機器やソフトが必要となります。

 

 

「聴覚障害者」である児童生徒に対する教育

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聴覚障害とは、周囲の音や話し言葉が聞こえにくい、又は聞こえない状態にあることを言います。

障害の程度が軽くても、騒々しい場所で話されたり、もぞもぞした話し方をされたりすると内容を聞き取ることができません。

このため周囲の情報が得られず、コミュニケーションに困難が生じ、学習活動に支障をきたすことになります。

そこで、視覚的に情報獲得しやすい教材・教具やその活用方法を工夫することが必要です。

例えば電子黒板や大型ディスプレイの活用が有効です。

聴覚障害の場合、手元の教科書を見ながら話を聞くことができません。

このため子供の視線を一箇所に集中させ、教師の顔と手話と電子黒板を同時に見ながら話を聞くことができるようにすると、効率的に授業を進めることが可能です。

また、 廊下や特別教室に大型ディスプレイを設置し、連絡やお知らせを文字、写真等で提示する すなわち、校内放送を「見える化」することで、視覚的な情報獲得が期待できます。

緊急地震速報や非常ベルと連動させた画面表示も有効です。

また、小学校、中学校・高等学校で学ぶ子どもの場合、授業中の教師の話や友達の発表などが聞き取りにくかったり、新出語句など知らない言葉を正確に聞き取ることが困難だったりすることがあります。

このため教師の話をノートテイクしたり、パソコンで要約筆記したりすることが有効です。近年、遠隔によるパソコン要約筆記が広がりつつあります。

今後、より期待されるのは、音声を文字に変換するシステムや音声認識技術の向上です。

小学校、中学校・高等学校で学ぶ子どもにとっては、授業中の話を文字変換することで学習内容の理解につながります。

特別支援学校で学ぶ子どもにとっては、多様な日本語の表現に触れる機会となります。

このため端末の整備に加えて、音声認識と文字情報提供に関する技術およびシステムの確立、その向上、学校の通信環境の整備が必要です。

  

「知的障害者」である児童生徒に対する教育

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知的障害のある子供は、一般的に言葉を聞いたり文字を読んだりして説明を理解することに困難さがあります。また抽象的な事柄を理解することにも困難さがあります。

そこで、タブレット端末を活用することによりこうした困難さを軽減することができます。

例えば、算数で学ぶ「三つ」「3番目」といった集合数と順序数の概念の違いは、多くの知的障害のある子どもにとって理解が困難な事柄のひとつです。

こうした場合においても、視覚化して学習できるアプリケーションを用いることにより理解できることがあります。

 

時間を視覚化できることも、指導において大変有効です。

また、知的障害のある子供の多くは言葉による意思の表出が困難です。

本人の代わりに話してくれるアプリケーションを活用することにより、言葉による意思の表出につながることもあります。

最後は教員側からの話になってしまいますが、子供の習得状況に合わせ段階的に課題を用意することが容易です。

現状では教員一人一人が担当してる子供の状況に合わせ、こうした教材を自作しています。教員の業務負担の軽減という視点からも、こうした教材を大量に作成して共有できるようにし、教員が現場で適宜アレンジできるようにすることも期待されています 

 

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「肢体不自由者」である児童生徒に対する教育

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肢体不自由のある子どもは、身体の動きや意思の表出に困難があることから、個々に応じた入出力支援機器などの補助具や補助的手段を工夫することが重要です。

例えば脳性まひ等による指先の震え等により、キーボード入力に困難がある場合は、市販のキーボードに、キーガードを装着して入力したり五十音表を画面に表示して文字を選択して入力したりすることが考えられます。

また、重複障害のある子供の場合は、一人一人の微細な動きや粗大的な動きに合わせ、操作しやすいスイッチを選択する必要があります。 

 

昨今のコンピューター等の周辺機器の発展により、視線入力支援機器が比較的安価で購入できるようになってきました。

これらを有効に活用し始めている例を説明します。資料の写真は、人工呼吸器、酸素療法などを必要とする児童です。

虹という漢字を視線で書いています。また、視線で絵を書いて作品展に出展するなどの事例が多くなっています。

今後は、家庭訪問学級等においても活用され、教育活動の充実が期待されます。

遠隔合同授業では、少人数集団での学びのデメリットを学校や地域を超えた遠隔合同授業による協同学習により多様な考えや意見に触れ、自分の考えを確立していくなどの効果が期待されます。

 

 

 

 

「病弱者」である児童生徒に対する教育

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病気を抱えている子供達は、病気や治療のため身体の動きや活動の動きが制限されることが多いため、通学して授業を受けることが難しい場合があります。

画像の授業配信ですが、これまでも学校と病室をつないだ遠隔教育により、教育の機会の確保及び充実に努めてきましたが通信ネットワークが高速大容量化され病院でも使用できるようになることで画像や音声が途切れることなく同時双方向型での授業配信が可能となります。

また資料や体調の関係で同時双方向型での授業を受けることができない場合であっても、体調の良い時にその授業を見ることができるオンデマンド型の普及が期待されます。

資料右側の自習教材ですが、子供によっては病院の無菌室で闘病生活を送ることがあります。無菌室では、紙の教材では消毒が難しいために持ち込むことができない場合がありますが、タブレット端末は消毒が可能であるため病室でも扱うことが可能です。

入院等が続き、学習の遅れがある子供たちには個々の理解度や学習進度に合わせて学習を進めることが可能です。

 

 

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  • 発売日: 2016/12/22
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「発達障害」のある児童生徒に対する教育

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発達障害のある子どもにとっての ICT 活用の最大のメリットは、現在通常の学級で一般的に行われている「教科書を声に出して読む」「紙のノートに鉛筆で書く」「声に出して発表する」「本を読む」などの苦手な方法に縛られることなく、多様な学びの方法の中から選択し授業に参加することができるということです。

子供の実態に応じて、これまで話してきた五つの障害に対する活用方法が有効であり視覚障害の文字の拡大やフォントの変更、聴覚障害の会話の見える化等の活用も非常に効果的だと考えます。

加えて読み上げ機能の活用による内容理解の支援、書き込み機能の活用による表出の支援が可能です。他にも思考をまとめることが苦手な子供に対してソフトやアプリを活用したり、読み書き等の指導アプリ等をダウンロードして授業中や休み時間、家庭等において活用したりすることもできます。

発達障害のように外見からは障害の有無が分かりにくい障害のある子供達についてどのようなことに困っているのか、その背景・要因をより丁寧に把握し理解することが必要となります。

またこれまで一般的に行われてきた教師の指導や支援の方法の見直し、多様な障害の状態に応じたソフトやアプリの選択や活用が必要となります。

一方、逆にタブレットや PC を使わなければならないという方法の画一化は、発達障害のある子どもの学びを妨げる要因となります。

PC やタブレットの活用は、「子どもの学びを充実させる多様な方法の選択肢である」ということを確認いただきたいと思います。

 

最後に

ICT の活用は子供たちの可能性を引き出し、広げるものです。 ただ留意していただきたいのは ICT を単に活用すれば良いということではなく、その子どもたち一人一人に応じた活用が大事であるということです。

 

 

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